感染症内科
細菌による感染症の治療において、耐性菌を治療するだけでなく、生み出さない適切な治療を心がけています
感染症は様々な細菌やウィルス、真菌、原虫などの微生物によって引き起こされる疾患です。肺炎や気管支炎など呼吸器感染症や、腎盂腎炎などの尿路感染症はその代表です。細菌による感染症の治療には、抗菌薬(抗生物質)が使われます。抗菌薬の使用量の増加に伴い、抗菌薬の効きの悪い細菌(耐性菌)が急速に増加しています。当院ではこのような耐性菌を治療するだけでなく、生み出さない適切な抗菌治療に心がけています。

特色
難治性の感染症治療は、当院の常勤医と感染症専門医で診療に当たっています
多職種(内科医、看護師、検査技師、薬剤師など)で構成された感染制御チームICT(Infection Control Team)で、検査室からのデータや薬剤部からのデータをもとに、耐性菌を含めた菌の検出状況や抗菌薬使用状況を検討し、毎週ラウンドで実施しています。また九州医療センター等の医療機関と合同カンファレンスを行い、院内感染対策やアウトブレイクへの対応を行っています。
- 主とする対応疾患
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・肺炎・気管支炎などの呼吸器感染症
・腎盂腎炎などの尿路感染症
・感染性腸炎・胆嚢炎などの消化器感染症など